こはるの日記(仮)

スピッツファン

生まれて初めて寄付というものをしてみた

タイトルの通り、初めて寄付というものをしてみたのでそこに至るまでの心境を整理してみる。正直、これを書き始めた今も、なんで寄付しようと思ったのかよくわかってないし、自己満足の自分語りだけどこれを読んで寄付をしようという気持ちになる人が1人でもいれば良いなと思う。

結論だけ先に書くと、国境なき医師団に寄付をしました。 www.msf.or.jp

以下自分語りです。

ロシアの軍事侵攻を知る

2022年2月24日、ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始したというニュースが流れてきた。

恥ずかしながら政治や国際情勢にまったく興味がない僕*1でも、周囲の人の反応から、これは何かヤバいことが起こっているらしいということがすぐにわかった。

ただ、何かヤバいことが起こっているらしいということはわかっても、何かできることがあるわけでもないとその日の僕は思っていた。

他人事のような書き方で気分を悪くした人がいたら申し訳ないけど、世界のどこかで何が起こっていても自分の日常には影響がなく、また仮にそこから世界大戦が始まることになったとしても、小さな自分の力でどうこうできるものではないので、普段通りに過ごすしかないというのが正直な気持ちだった。

気分が沈んだ金曜日の夜

そういう気持ちで過ごしていたのだけど、ウクライナとロシアに関するニュースやツイートなどはどうしても目に入ってしまうもので(SNSをやめればよいだけと言われればその通り)、仕事がどうにもならない理由でうまくいってなかったこともあり、その週の金曜日の夜は、めちゃくちゃ気持ちが沈んでしまった。 翌日が仕事の日でも日付が変わるまで起きて好きなことをしている僕が、22時過ぎには布団に入って寝てしまうぐらい、何もする気が起きなかった。

寄付という選択肢

ウクライナに関する情報は暗い気持ちにさせられるものが大半だったが、寄付をしたというツイートもちらほら見かけた。 それらは、災害時などによく見る芸能人やスポーツ選手が○億円の寄付をしたというようなものではなく、僕にとってわりと身近な人たちがおそらく数千円とか数万円ぐらいの金額を寄付しているというものだった。

この時初めて、僕の中に寄付をするという選択肢が生まれた。 次に考えることは、どこに寄付をするか、である。

ネットの情報で物事を判断するのは難しい

どこに寄付をするか考え始めたときに最初に頭に浮かんだのは、悲しいことだが、詐欺には気をつけようということだった。本当に悲しいことだと思うが、こういう時に人から金を騙し取ろうと考える輩は確実にいる。今の時代、ネットでなんでも調べられるが、ネットで得られる情報だけで判断をするのも難しいという教科書みたいなことを書いているが、実際そう思った。

そう思ったときに、世の中の報道はロシアが悪で、ウクライナが困っているという内容のものばかりであることを思い出した。

ロシアが悪なのか?

またまた自分の無知と無関心を晒すのだが、なぜロシアがウクライナに軍事侵攻をすることになったのかということについて、詳しい事情を知らないし、真実を知ろうという気概も体力も僕にはない。

ネットの情報だけで物事を判断するのは難しいということは先に述べたが、ソースが信頼できるかどうかを判断するためにも最低限の知識が必要で、恥ずかしながら僕には国際情勢についての情報の真偽を正しく判断することができるほどの知識がない。

もちろん、国連安全保障理事会がロシアを非難したらしい*2ことや、ロシアに対する経済制裁が行われているらしいことから、国というマクロな視点で見ればロシアが悪であるらしいことはなんとなく判断できる。 僕より国際情勢に詳しい人たちが国を代表してやっていることが間違っているという可能性はとても低い。(思考停止)

経済制裁の影響

経済制裁という単語をよく目にするようになると同時に、経済制裁が罪のないであろうロシアの一般人や、日本企業にもダメージを与えているというニュース*3も目にするようになった。

それまで国というマクロな視点でなんとなくウクライナを助けた方が良いのだろうなと考えていたのが、企業や個人というミクロな視点も持つようになった。

そうすると、軍事侵攻によってウクライナの人だけが一方的に傷ついているわけではなく、ロシアにも肉体的精神的に傷ついている人は存在しているだろうと考えるようになった。

国境なき医師団への寄付

上記のようなことを考えた結果、最初にも書いたように、国境なき医師団に寄付することにした。紛争によって医療を必要としている人が存在するのはほぼ間違いないし、国境なき医師団は傷ついたロシアの人たちにも医療を提供してくれるだろうと考えられるので。

また、少し前に詐欺に気をつけないといけないというようなことも書いたが、国境なき医師団は毎年活動報告書を出しているのでその点で信頼できそうだと判断した。2011年度の活動報告書*4 を見てみると、東日本大震災緊急援助活動に関する財務報告が書かれている。

最後に

この記事を書くかどうか、書いたとして公開するかどうかということについては、少し悩んだ。というのも、僕の中にはまだ、寄付という行為は自己満足であるという気持ちもあるし(というか基本的に人が他人のために行うことのほとんどは結局は自分のためであると考えている)、こんな自分語りを読んで気持ち悪いと思う人もいるだろうという気持ちもあるので。

それでもこの記事を公開するのは、僕が自己顕示欲の塊であるからというだけではなく、僕自身、他人の寄付報告を見て寄付という選択肢に気づくことができ、自分にできることが何か考えるきっかけを与えてもらったからである。って書くとちょっといい感じにまとまりますかね。ほんと許してください。

世界、平和になってくれ〜!!!! という気持ちを持ちつつ、世界を変えるほどの力は僕にはなく、どうしようもないことを気にしてもしょうがないという気持ちも持っているので、あまり気にしすぎず自分のメンタル最優先で身の回りのことを楽しんで過ごそうと思います。 寄付は自己満足だなんて書いてしまったけど、他人に迷惑をかけない行為で自分の精神を保つというのはとても良いことだと考えているので、今回の寄付は、たぶん世界の人のためにもなっているし、僕のためにもなっている良い行動だったと考えています。やりすぎるとたぶんお金がなくなって辛くなります。

あ、タイトルに生まれて初めてって書いたけど、そういえばユニセフ募金とか緑の羽根募金とかは義務教育時代に(高校でもしてたかな?)したことがありましたね。でも自分で稼いだお金を寄付するというのはたぶんこれが初めてのはず。なのでタイトル詐欺ではないです(何を気にしているんだか)。